こころ

2013年6月より、3ヶ月間アメリカ、バーモント州にてボランティアプログラムに参加。内容は主にボランティアに関してのこと。

何をするのか

今回は活動するボランティアについて。

 

去年の12月頃から何か夏にできる海外インターンやボランティアを探していたところ、NICEというボランティアや国際ワークキャンプを紹介してくれるNPOさんを発見し、なかなか良さそうなプログラムがあったため、申し込んでみることにしました。

(国内・海外ボランティア活動を行う国際ボランティアNGO NICE(ナイス) : http://www.nice1.gr.jp/ )

そこで見つけた、なかなか良さそうなプログラムというのが、今回私が参加するアメリカ、バーモント州でのDismas Houseというものでした。

HPに載っていたプログラムの詳細はこんな感じです

 ....

背景:Dismas Houseは刑務所に入っていた男女が社会復帰できるように生活とその活動機会を提供する施設/仕事:オフィスワーク。グループ活動への参加。アドバイザーとして働くことなど企画:地域で開かれるフェスティバルやイベントのレクリエーション/宿泊:相部屋

場所:バーモント州(Burlington、Rutland、Winooskのいずれか)

資格:22才以上、英語中級、基本的なコンピュータ操作ができること

備考:禁酒・禁ドラッグ。メールでのインタビューあり

....

Dismas House というのは、上に書いてあるとおり、元囚人が社会復帰するのをサポートするところです。Houseと名前がついているように、元囚人、スタッフ、ボランティアの人々が共同で生活する家です。

f:id:nskkr:20130616161337j:plain

(Dismas House : http://www.dismasofvermont.org/index.htm)

 このDismas Houseは、次のようなことを活動の目標、使命として掲げています。

....

The Mission of Dismas of Vermont Is To Reconcile Prisoners With Society And Society With Prisoners.

(意訳:Dismas House の使命は、元囚人の社会復帰を促し、そしてまた社会と元囚人とのつながりを回復することである。)

....

 

元囚人の方の多くは、社会や家族とのつながりが絶たれた方が多く、出所後に帰るべき場所や、人がいないために再犯率が高く、結局また刑務所に戻ってしまう方が多いそうです。

つながりを失った元囚人の人たちのために、Dismas House は存在しています。

元囚人たちは、同じ家でスタッフやボランティア、他の元囚人たちと共同生活を行うことによって、まず住むところ、そして何より人とのつながり、家族の様なつながりを新たに手にする機会を得る、そしてそれが社会復帰への大きな一歩となるそうです。 

 

Dismas Houseの使命で、

To Reconcile Prisoners With Society And Society With Prisoner

と書いてあり、Prisoners with Society だけでなく、Society with Prisoners と双方向入ってるのがすごい気に入っています。

どれだけ彼らが社会復帰しようと努力したって、それを受け入れてくれる社会がなければ、彼らの努力は報われないし、社会から差別や偏見によって拒絶されていれば、社会復帰どころかますます彼らはマイナスの方向に向かってしまうと思うので。

ちなみに、元囚人と人くくりにいっても、いろんな種類の方がいると思うんですが、Dismas Houseにいる元囚人の方たちは、アルコールやドラッグに関する犯罪を犯した方々だそうです。(なのでプログラム詳細に禁アルコール・ドラッグとなっている)

 

ここまでざっと、ボランティア活動の概要を書きましたが、要するに、アメリカで、元囚人たちとシェアハウスをして、家族みたいに暮らす、って感じでしょうか。。。

 

実際に現地に行ってみないとどんな様子かわかりませんが、とりあえずはこんなところです。

色々と不安も多いですが、現地での生活、精一杯がんばろうと思います。