こころ

2013年6月より、3ヶ月間アメリカ、バーモント州にてボランティアプログラムに参加。内容は主にボランティアに関してのこと。

釣り、ボーリング、そして②

つづき。

到着5日目。新生活が始まって、すこし疲れが溜まったのか、目が覚めると8時過ぎ頃でした。
住民のみんなはすでにそれぞれ仕事や用事に出かけており、ハウスはとても静か。

朝10時ごろになり、スタッフの方も出勤したので、データ分類の仕事を始めることに。

夕方くらいまでデータ分類の仕事をして、それからディナーまでハウス内をぶらぶらしたり、適当に時間を過ごしていましたが、思うに、正直あまりやることがない...。

今自分がやってる仕事自体も急ぎの仕事ではないし、そこまで重要じゃなさそう...。

ハウスの人と人間関係構築といっても、日中ハウスに人がいない...。

なんかボランティアで働いてる気がせんなー!!!

まだたった5日間ですが、ハウスで過ごしてみて感じたのは、「俺、このハウスに本当に必要なんだろうか...」ということ。

住民同士の人間関係はとっても良好で、地域ボランティアの人とも楽しそうに雑談してたり。

家族みたい、とまでは言わないまでも、ものすごい雰囲気の好いコミュニティがハウスの中で出来上がっていました。

「元囚人の人たちが、社会の人々とのつながりを回復すること、つまり社会の中に心落ち着ける居場所や家族のような存在をもう一度手に入れることができれば、元囚人の人たちの社会復帰の大きな原動力になる。」

こんなことをスタッフの方に以前言われました。それを聞いて、よしじゃあここで俺がボランティアとして働いて、いや働くというより家族の一員のようになってやろう、がんばろうと意気込んでいたものの、すでにみんな仲よさそうだし、そもそも元囚人の人でも、友達や彼女や本当の家族だったり、それぞれのコミュニティを持っていたりで(よく考えれば当たり前のことですが!)

頭によぎる、

あれ、俺ここに必要なのかしら!!!!!むしろいらないんじゃない!!!!!!!!!!!

感。


ぬーーーーーーーーーーーん。

日本から来た英語もおぼつかない、わけのわからん(彼らから見たら)若いクソガキになにができるっていうねえええん。

なんか、問題点が山積してて、現状をマイナスからプラスに持っていくのよりも、

元々プラスのものをさらにプラスにすることのほうが難しい気がする。俺にそんなことができるのか。ていうか俺に何ができるんすか...

いや現状がプラスなのかどうかまだよくわかんないし、目に見えにくい問題点は色々あるとは思うんだけど、、、うーん。。。


ボランティアとか言ってるけど、このままじゃあ毎日タダ飯くってるだけの役立たず野郎じゃないか!!!


とか思ってリビングで若干凹んでると、スタッフの方に呼ばれ、衝撃の事実を伝えられることに。



昨日一緒にボーリングに行った住人の一人が刑務所に戻された、とのこと。

ハウスでは市(?)の職員によるアルコール・ドラッグ検査のようなものが抜き打ちで実施され、それに引っかかったり、あとは何か問題起こしたりすると刑務所に戻されるそうです。そういえば前日夜の騒がしかったのは、その抜き打ち検査のせいだったのかと。

聞いた瞬間、え?みたいな。昨日普通にボーリングしてたじゃん。普通にみんなと話してたじゃん。
その戻された彼とはボーリングの場で初めてまともにしゃべった人だったのですが、到着してそうそうハウスから人が去るのはショックでした。

そういえば5日間ハウスで過ごしましたが、ディナーの時間以外に彼の姿をリビングとかで見かけたことはありませんでした。ディナーにも毎日はいなかったような。

彼がハウスでどういう立ち居地だったのか、他の人との人間関係がどうだったのか、正直何も知りません。彼がどうして刑務所に戻ることになったのかはスタッフの方も詳細を知らされてないらしく、それもわかりません。




「元囚人の人たちが、社会の人々とのつながりを回復すること、つまり社会の中に心落ち着ける居場所や家族のような存在をもう一度手に入れることができれば、元囚人の人たちの社会復帰の大きな原動力になる。」




この言葉が頭の中に浮かびました。

彼が、心落ち着ける居場所や家族のような存在を持っていたなら、そのような存在が本当に心の中で大事だと思えるくらいなものであったのなら、彼は刑務所に戻ることはなかったかもしれません。

もちろんドラッグやアルコールの依存を断ち切るのがものすごく困難であることは、承知の上ですが...。


もしかしたら、今後もこのハウスから人が刑務所に戻ることになるかも知れないと思ったときに、自分の心構えがまた新たになった気がします。


自分が、日本から来た英語もおぼつかない、わけのわからん(彼らから見たら)若いクソガキだとしても、積極的に彼らと人間関係を構築していこう、と。家族のような存在になろう、と。

そのためにはやっぱり自分から積極的に相手に関わっていかなきゃだめだな、と。

たとえ、日本から来た英語もおぼつかない、わけのわからん(彼らから見たら)若いクソガキが近寄ってきて、よくわからん英語で話しかけられて、なんかめんどくさくてウゼーと思われようとも

たとえ、日本から来た英語もおぼつかない、わけのわからん(彼らから見たら)若いクソガキがしつこく話かけてきてあしらうのがめんどくせーと思われても


俺は粘り強く相手に絡んでいってやるぞ!!!!!!!!!!!!

たった3ヶ月しかいないんだから、じっとしてて空気のようないてもいなくてもいいような奴になるより、たとえめんどくさいと思われようが、ガンガン絡んでいってやるぞコノヤロウ!!

たとえお前らが俺のこと嫌いでも俺はおまえらが大好きだぞ!!的なスタンスでいってやろう、と思いました。笑。


で、も、ね、





俺そういうの一番苦手なんですーーーーーーーーーーーーーーーー。




今まで日本で生活してきて、「あ、こいつと仲良くなりたいから、がんばって絡もう!」とか思ったことないし、人見知りとまではいわないまでも、そもそも人間関係構築苦手だし、「あ、こいつ気があわない」って思ったらもうその人と仲良くなるとかないし

こんな異国で年齢もばらばらな人たちと、しかも英語で人間関係構築なんて



そんなんむり~~~~~~~~



笑。


じゃあなんでお前このボランティア応募したねんって感じですが。


ってな感じで、今自分の中でガンバルぞこの野郎マインドと、無理無理無理無理もう日本に帰りたいおマインドが葛藤しております。


でも、最初のブログでいったみたいに、自分の弱いこころを変える3ヶ月にしたいから、がんばるしかない...!!!へたれ脱却せねば。


むーーーーーーん


そんな感じな最近でした。がんばります!



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